ツイッターで書いている『ついのべ』(140文字小説)ではおさめられない、少し長めの文章を置いたり、折本の感想文を書いたりします。
普段はツイッターで140文字の文章を綴っています。
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君の瞳が欲しいとずっと思っていた。
出会った日から、そう今この瞬間でさえも、まるで深い深い海の底のような色で僕を見つめるその瞳が欲しいと。
ああその瞳から溢れる水、君の両目はまるで本当の海だ。
(その海の中で溺れることが出来たらどんなに幸せだったろう。)
次々と零れる海の水を指ですくい、僕は白紙に戻るべく深く息を吸い、吐く。
「 」
君が何かを言った気がしたけれど、わからなかった。
(ごめんよ、この言葉さえ君に届いたかどうか、わからない)
もう一度、君の小さな海に手を伸ばした、つもりだったけれど。
そこで僕はぷつりと途切れる。
嗚呼僕は海に還るのだ。
伸ばして届く青ならば、
(もうとっくに掴みとっているさ My Dear!)
お題:伸ばして届く青ならば
配布元:F'
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プロフィール
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みじん子
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非公開
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ひっそりこっそり浮遊してます。
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